第34巻
リシュブール 1988

華麗な香りの万華鏡
色とりどりの友禅を清流で洗い流すような香り。
- 国
- フランス
- 地域
- ブルゴーニュ
- 葡萄
- ピノ・ノワール100%
- 年代
- 1988年
- 生産者
- ドメーヌ・ルロワ
- 登場シーン
- 勝負の後、皆で飲んだワイン。一言で言うならこのワインは「友禅流し」じゃ。百花繚乱のごとき色とりどりの友禅を、澄みきった清流で洗い流すその様は、このワイン幾重にも重なり合う流麗なアロマ。そして優美にしてたおやかな「フィネス」そのものじゃ。
総合 73 / 100
テイスティングノート
リシュブールってさ、ブルゴーニュの偉大な赤ワインのひとつで、ピノ・ノワール100%から造られているんだよ。ドメーヌ・ルロワが手掛けるこのワインは、1988年というヴィンテージもあって、もう38年寝かせた熟成の深みがある。特にフランスでも有数のグラン・クリュから生み出されるこの一本は、古典的なブルゴーニュの魅力を感じさせてくれるんだ。
このワインが登場したのは『神の雫』の第34巻で、勝負の後に皆で飲んだんだよね。その時、「友禅流し」と例えられていて、流れるように重なり合う香りが印象的だったんだ。それってまさに、このワインの香りの多層性とフィネスを見事に表現しているんだよ。
色合いは、レンガ色がかったガーネットで、まさに熟成の証。香りを嗅いでみると、紅茶やスミレ、乾燥したイチジクなんかが感じられる。これが38年の熟成からくる複雑さだね。口に含むと、シルキーでヴィロードのようなタンニンが舌に心地良く、酸は生き生きとして、バランスがとてもいい。このワイン、余韻が長くて、最後まで楽しませてくれる。
このリシュブールは、エレガントで複雑なキャラクターを持っていて、特別な瞬間を彩るのにぴったりだと思うよ。デカンタージュしなくても、開けた瞬間からその魅力を存分に楽しめるから、ぜひ試してみてほしいな。