第32巻
バローロ・カンヌビ・ボスキス 2001

時を超える深淵の一滴
このワインは、時間の哲学者だ。
- 国
- イタリア
- 地域
- ピエモンテ
- 葡萄
- ネッビオーロ100%
- 年代
- 2001年
- 生産者
- ルチアーノ・サンドローネ
- 登場シーン
- 雫の話に出てきた第六の使徒。弥勒菩薩半跏思惟像のワイン。
総合 73 / 100
テイスティングノート
ルチアーノ・サンドローネのバローロ・カンヌビ・ボスキスは、ピエモンテのネッビオーロ100%で作られる特別な一本なんだよ。2001年のヴィンテージは今や熟成の極みに達していて、瓶内で長い時間を過ごしたという感じがする。こういうワインって、ただの飲み物じゃなくて、歴史や情熱が詰まってるんだ。
雫が話していた第六の使徒として登場したんだ。作中では弥勒菩薩半跏思惟像を思わせるワインとして紹介されていた。つまり、ただ味わうだけじゃない、何か深い思索に誘うようなニュアンスを持っているんだよ。
色合いはオレンジがかったルビー色で、グラスを傾けるとしっかりとした涙が見える。香りは奥深く、乾燥したイチジクやプラム、そして紅茶のニュアンスが漂ってくる。鼻を近づけると、さらにタバコやドライハーブの香りが重なって、まるで時間を遡っているかのような気分になるよ。
口に含むと、まろやかで力強い酸味が広がって、タンニンはヴィロードのようにしっとりと舌を包む。そして余韻は長く、複雑で、どこか重厚さがありつつもエレガント。デカンタージュして、少し時間を置いてから楽しむと、さらにその真価を味わえるよ。