第35巻

プリモ・パラテューム・カオール・キュヴェ・ミトロジア 2000

プリモ・パラテューム・カオール・キュヴェ・ミトロジア 2000

時を超えた赤の舞踏

静かだが情熱的なバレエのように、骨太な構成が魅力。

国
フランス
地域
—
葡萄
情報なし
年代
2000年
生産者
プリモ・パラテューム
登場シーン
鈴香の母が仕入れていたワイン。黒髪のダンサーが踊るバレエ「牧神の午後」。驚異的な跳躍力で一世を風靡した天才バレリーノ、ワスラフ・ニジンスキーが、自分のバレエは跳躍だけではないということを証明するために振り付けたといわれる名作バレエ。その静かだが情熱的な骨太のバレエは、このワインの本質を表現している。
酸味タンニンボディ果実味余韻複雑さ67/ 100

総合 67 / 100

テイスティングノート

これさ、プリモ・パラテュームのカオール・キュヴェ・ミトロジア、2000年の赤ワインなんだよ。カオールといえば、タニックでしっかりしたワインが知られているけど、このキュヴェ・ミトロジアはその中でも特別なんだ。名前からして、何か神秘的なものを感じさせるよね。造り手もその名に恥じないクオリティを持っているから、飲む前から期待が高まるんだよ。

このワインは『神の雫』第35巻に登場したんだ。鈴香の母が仕入れたワインとして紹介されていて、そこにはバレエ「牧神の午後」が絡んでくる。バレリーノのニジンスキーが振り付けた静かだけど情熱的なバレエのような、骨太な構成がこのワインの本質を表現しているんだよ。まるで、彼の驚異的な跳躍力を思わせるような、優雅で力強い味わいがあるんだ。

グラスに注いでみると、深いガーネット色が印象的。熟成を経たことで縁にはレンガ色のニュアンスが見えるんだよ。香りを嗅いでみると、ブラックチェリーやドライプラムの豊かな果実香に、スーボワや紅茶のような熟成感も感じられる。口に含むと、最初に広がるのはソフトな果実味。その後、なめらかな酸味が心地よく、タンニンはヴィロードのように滑らかだ。余韻も長く、じっくりと楽しめるワインなんだよ。

こんなワインは、デカンタージュしてから大ぶりのグラスでゆっくりと楽しむのがいいよ。温度も16度くらいにして、少し暖かめがちょうどいい。