第31巻
ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラス・カーズ 2008

若鷹の如く舞うワイン
若鷹が舞う瞬間を待つ、美しい絵画のようなワイン
- 国
- フランス
- 地域
- ボルドー
- 葡萄
- カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローほか
- 年代
- 2008年
- 生産者
- シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ
- 登場シーン
- クリスが城原都に飲ませたワイン。美しい若鷹が、大空を舞い飛ぶその瞬間を待ちながら、巨大な一本の杉の木の上で羽繕いするような、そんな一枚の絵画のようなワイン。
総合 72 / 100
テイスティングノート
シャトー・レオヴィル・ラス・カーズのセカンドラベル、ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラス・カーズは、2008年のヴィンテージでその実力を見せつけているんだよ。ボルドーらしいカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを主体として、エレガントさと力強さを兼ね備えた一本。グラン・ヴァンの影響を受けつつも、独自の魅力を持っている。
『神の雫』の第31巻で、クリスが城原都にこのワインを勧めるシーンがあるんだ。まるで若鷹が大空を舞う瞬間を待つような、息をのむ美しさがあると表現されてたね。杉の木の上で羽を整えるように、繊細でありながらも堂々としている印象的なワインだった。
グラスに注いでみると、輝くガーネットの色調がまず目を引く。少し熟成が進んだ感じが伝わってくるよ。香りは開いていて、まずはブラックチェリーやカシスの濃厚な果実香が現れる。その後に、少しスパイシーなニュアンスや、ドライハーブの香りが重なってくるんだ。
口に含むと、豊かな果実感とともに生き生きとした酸が広がる。タンニンは緻密で、しっかりとした骨格を持ちながらも滑らかさを感じさせる。このヴィンテージは特にバランスが良く、長い余韻が続くから、ゆっくりと味わってみてほしいんだ。