第36巻
トロッソス・ネグレ・ポルタル・デル・プリオラート 2009

スペインの大地が生んだ豊饒な赤
草いきれと花の香りが風に乗る瞬間を感じて。
- 国
- スペイン
- 地域
- プリオラート
- 葡萄
- 情報なし
- 年代
- 2009年
- 生産者
- 不明
- 登場シーン
- 木戸と深町が飲んだワイン。草原の中にある小さな湖。草いきれや花の香りの混じった風が、さざ波を立てながら湖の上を吹き抜けていくんだ。
総合 72 / 100
テイスティングノート
スペインのカタルーニャ地方、プリオラートで生まれたこのトロッソス・ネグレ・ポルタル・デル・プリオラートは、2009年のヴィンテージなんだ。具体的な生産者の情報はないんだけど、この地域は力強い赤ワインで知られていて、石灰質の土壌が特徴で、ミネラル感のあるワインが生まれる場所なんだよね。特にこの2009年は、天候にも恵まれたと言われているから、期待大だよ。
第36巻では、木戸と深町がこのワインを楽しんでいたんだ。草原の中にある小さな湖のほとりで、草いきれや花の香りが混じった風の中で飲むシーンがあってさ、その光景がまるでこのワインの香りや味わいを表しているようだったんだよ。湖のさざ波が立つような柔らかな印象が残る、そんな一杯なんだ。
このワインをグラスに注ぐと、深いルビー色に少しレンガ色がかった縁が見えて、熟成感が漂うんだ。香りは複雑で、ブラックチェリーやブラックベリーの熟した果実感がまず鼻をくすぐる。その奥には、ダークチョコレートやスパイス、さらにタバコの葉のニュアンスも感じられるよ。
口に含むと、アタックは力強くて豊かな果実味が広がる。酸味は生き生きとしていて、タンニンはシルキーで舌に心地よく馴染むんだ。余韻も長く、時間とともに変化する複雑な味わいが続くよ。このワインは、しっかりとした骨格を持ちながらもエレガントで、熟成を経た深みが楽しめる一本だね。