第28巻
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 1997

アルトサックスが奏でるジャズのような魅力
音楽のような滑らかさと深み。
- 国
- イタリア
- 地域
- トスカーナ
- 葡萄
- サンジョヴェーゼ
- 年代
- 1997年
- 生産者
- カステッロ・バンフィ
- 登場シーン
- 盲目のピアニスト桧山音葉が探すワインの候補として、本間があげたワイン。「音楽に喩えるならアルトサックスの音かしら。渡辺貞夫さんの吹くスタンダード・ジャズのよう」
総合 65 / 100
テイスティングノート
イタリア・トスカーナの名門、カステッロ・バンフィが生み出すブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、サンジョヴェーゼ100%の魅力が詰まった赤ワインなんだ。この1997年ヴィンテージは、瓶内での長い熟成を経て、そのポテンシャルをしっかりと引き出している。カステッロ・バンフィは、トスカーナの名に恥じない品質を誇り、イタリアワインの代表格として広く知られているよ。
盲目のピアニスト桧山音葉が探していたワインの候補として、本間がこのワインを挙げていたんだよね。彼女が言うには、音楽に例えるとアルトサックスの音色のようだと。渡辺貞夫さんの吹くスタンダード・ジャズみたいだってさ。やっぱり、ある種の滑らかさと深みが共存しているワインなんだよ。
グラスに注いでみると、深みのあるガーネット色が美しい。そして香りはというと、開いているんだよね。ブラックチェリーや干しプラム、さらには紅茶やドライハーブのような複雑な香りが広がってくる。29年の熟成を経ているから、香りには奥行きと深みがあるんだ。
口に含むと、アタックはまろやかで、酸はなめらか。タンニンはヴィロードのように柔らかく、全体的にバランスの取れた味わいだよ。余韻も長く続いて、まるで一曲のジャズを聴いた後のような満足感がある。これを試してみるといいよ。