第24巻

シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト 1999

シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト 1999

イギリス紳士のような端正な味わい

控えめな香りに対して、ワインそのもののボディはすごくしっかりしている。

国
フランス
地域
ボルドー
葡萄
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローほか
年代
1999年
生産者
シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト
登場シーン
メドックマラソンの途中で飲んだワイン。5級シャトーのなかではトップクラスに入るシャトー。控えめな香りに対して、ワインそのもののボディはすごくしっかりしている。折り目を正しく身なりを整えた、イギリスの髭の紳士のようなワイン。
酸味タンニンボディ果実味余韻複雑さ65/ 100

総合 65 / 100

テイスティングノート

シャトー・グラン・ピュイ・ラコストはボルドーの名門、ポイヤック地区にある5級シャトーなんだ。1999年ヴィンテージのこの赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを中心にしたブレンドで、長い熟成に耐える力強さとエレガンスを兼ね備えているんだよ。5級と言っても侮れなくて、特にこのシャトーはその中でもトップクラスに数えられている。

メドックマラソンの途中で、疲れた体を一息つかせるために登場したのが、このワインだったんだ。控えめな香りだけど、口に含むとしっかりとしたボディが感じられて、まるでイギリスの髭の紳士が目の前に現れるような、そんな端正な佇まいなんだよ。

外観は深いガーネット色で、縁には少しオレンジがかってきているんだ。香りはまず紅茶やドライハーブ、杉のニュアンスが広がってくる。口に含むと、熟したカシスやブラックチェリーの果実味が豊かで、酸はなめらかに溶け込み、タンニンはヴィロードのように滑らかなんだ。このバランスが見事で、余韻もやや長く続くんだよ。

このワインは、エレガントで複雑性があり、余韻まで楽しませてくれる一本。少し大ぶりのグラスで、しっかりと香りを楽しんでみてほしいな。